蛍(ホタル)が観てみたいというハムの要望にお答えして、今回は群馬県みなかみ町に出掛ける事になりました。数か月前からそんな話をしていたので、ホタル観賞スポット、日中の観光場所、宿の手配などは事前に決めていました。
ハムはホタル観賞がメインだったけれど、私は日中の観光場所にも狙いを定めていました。
随分前の事になりますが、「空を飛んでみたい」という欲求にかられ、ほんの少しパラグライダーを体験した事があります。転んでケガをして、途中で挫折してしまいましたが、あの時に立ち寄った所が群馬県みなかみ町にある「たくみの里」。
ここでは、竹細工やわら細工などの日本の伝統工芸を体験する事が出来る「たくみの家」がいくつも点在しています。
どのみちホタルは夜からなので、日中はこんな体験物で楽しんでみるのも、大人の休日の過ごし方でしょう。
レンタカーを借りて、いざ出発
群馬県って近いと思っていたのですが、みなかみ町まで行くとなると、それなりに距離があるものですね。あれ?こんなに遠かったっけ?というのが正直な印象でした。
「たくみの里」に着いて、まず向かったのは「豊楽館」。
ここで「たくみの里」マップをもらい、飲むヨーグルトを試飲させてもらいました
ハムは以前、こういった類の体験の里へ行った事があるそうですが、ここ「たくみの里」の雰囲気は、家々が点在していながらも、ひとつの町ぐるみになっていて、とても気にいってくれたようです。時間が勿体ないので、早速体験へと繰り出しました。
最初に向かったのは、「陶芸の家」。
ビアーカップを作ろうか、焼酎カップを作ろうか悩んだのですが、結局二人とも焼酎カップを作ることにしました。
陶芸用の土1Kg(3,000円)を二人で分けて、一人500gを使って作ることにしました。

陶芸の匠がまずはお手本を見せてくれました。
ささっといとも簡単に仕上げていく様に見惚れてしまっていたのですが、いざ自分で作り上げようとすると、これがなかなか難しいもの。それでもハムは、かなり上手に仕上げています。
私はと言うと、途中まで作り上げた物が気にくわずに破壊、またまた作っては破壊・・・・・・。
今度は上手くいったと思ったら、指がぶつかって形が崩れる・・・。
見るに見かねた匠が、キレイに仕上げてくれました
という事で、ハムのは完全自作、私のはほとんど匠が修正をしてくれた焼酎カップがそれぞれ完成しました。

↑ 私の焼酎カップ(匠の修正入)

↑ ハムの作品
なんなんでしょ、この違いは・・・
ハムの作品は、まるで売り物みたいじゃないですかぁ。
焼きあがりは2ヶ月後。
どんな作品に仕上がっているか、楽しみです。

遅めの昼食を、「陶芸の家」の前のお蕎麦屋さんで食べる事にしました。
ハムはもりそばを、私はもりうどんを注文。
田舎風の建物の中で食べるお蕎麦とうどん、どちらも美味しかったです


午後は「和紙の家」に立ち寄りました。
和紙をすく所から始めて、自分がすいた和紙に様々なトッピングをして完成させます。
緑、黄色、赤のモミジの葉や、色紙などを使って、自分流にアレンジします。
他の方々が作った作品を見てみると、ごちゃごちゃと沢山トッピングをしていたのですが、私たちは限りなくシンプルな形に纏めてみました。こちらは二人ともスムーズに体験する事が出来て、良かったです

「和紙の家」の匠に、今夜ホタル観賞をすると話をしたところ、月夜野の方が(たくみの里よりも)沢山いるよという情報から、宿に行くには早いし、次の体験をするには時間的に中途半端だという事で、今夜のホタル観賞の下見をしに、上毛高原駅に行ってみる事にしました。
私も事前に調べていたのですが、やはり月夜野のホタルの方が発生率が凄いらしく、多い時で500~600匹のホタルを観る事が出来るそうです。車を止める場所などを確認した後、宿へと向かいました。
今回宿泊するのは、猿ヶ京温泉「生寿苑」さんです。
全室14畳以上で、ゆったりとした広さのお部屋。
和懐石の食事も、とても美味しいものでした。通常ならお酒でも飲みながら食事をして、温泉に浸かってのんびりする所ですが、私たちはホタル観賞があったので、早々に夕食を済ませて出掛けることにしました。
ホタルは蒸し暑い夜によく飛び交うそうなのですが、この日の天気は雷が鳴り響き、雨が降り出していました。
雨が降っていても数こそは少ないですが飛んではいるようなので、気にせず向かう事にしました。
月夜野に着くと、こんな雨にも関わらず、結構人が集まっていました。
ホタル観賞のシーズンという事もあって、近隣の宿から浴衣姿で観に来ている人、大型バスでやってきた人たちなどもいます。
ホタルの発する光を楽しむものなので、一切の電灯は消され、遊歩道は真っ暗。
少し歩くと沢の付近にホタルがいました
しかもこんな雨なのに、沢山います。
黄緑色の光が、あちらこちらで光っていました。
今回、ちょっと勉強になった事がありました。
「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」という種類のホタルがいますが、その違いは飛び方と光の出し方が違う事、ご存知ですか?「ゲンジボタル」は、ピカー、ピカーと光って曲線的に飛ぶのですが、「ヘイケボタル」は、チカ、チカ、チカっと光りながら直線的に飛ぶそうです。私たちが観たホタルは、「ゲンジボタル」が大半でしたが、「ゲンジボタル」の方がホタルらしい雰囲気でした。
雷が鳴り雨が降る中、我々は傘を差しながら撮影までしてきました。
高感度カメラではないので、ホタルの光の軌跡を追う写真しか撮れませんでしたが、それでもいい記念になったと思っています。

↑ 黄色っぽい線がうにょうにょしているのが、ホタルです。
翌朝、宿の美味しい朝食を頂いて、温泉に浸かってからのんびり出発。
今回のメインイベントであるホタル観賞が終わったので、後は帰るだけになりますが、再び「たくみの里」に立ち寄り、最後にもう1つだけ体験をして来ました。
最後に体験をしたのは、「わら細工の家」でわらぞうり作りです。
いかにも
というおばあちゃんが、わらぞうり作りを教えてくれます。
わらぞうりなんて、履いた事も作った事もない私でしたが、おばあちゃんが優しく丁寧に教えてくれました。編みこみ方が間違っていると、文句も言わず親切に直してくれて、まるで本当のおばあちゃんみたいでした


わらといえど結構な力仕事だし、わらぞうりの作り方自体、昔の人はよく考えたものだなと感心させられたり、ここでの一時は、なんだかとても懐かしさを感じました。
おばあちゃんに編み方が間違っていると突っ込まれた私のわらぞうりは、こちらです。
それでも、ちゃんと形になっているのは、おばあちゃんのお陰です。

「たくみの里」とお別れの時間です。
とうもろこし畑と青い空。
今年の夏も暑くなりそうです

「たくみの里」
「猿ヶ京温泉 生寿苑」
「月夜野ホタルの里遊歩道」
「ホタル発生状況について」